職場では尊敬できる素敵な先輩との出会いも！

最初に背中を見る存在

職場には素敵な出会いがあり、その一つとして「憧れ」や「尊敬」できる先輩との出会いがあります。入職して仕事を最初に教わるのが先輩です。先輩は、その職場ならではの業務のやり方や、社内ルールなどを指導してくれます。
このとき、入ったばかりの新人にとっては、どのような先輩と出会い、どのような指導を受けるかがキーポイントとなるかもしれません。というのも、この出会いこそが仕事への取り組み方や今後のキャリアパスにも大きく影響をあたえ得るからです。 それだけ、職場の先輩との出会いは、新人の将来を左右するといっても過言ではありません。

憧れや尊敬する先輩とは

では、憧れや尊敬に値する先輩とは、どのような人物なのでしょうか。もちろん、仕事ができることは大前提です。しかし、それ以上に重要なのは指導力です。単に業務をこなすだけでなく、後輩の育成にも情熱を注ぎ、新人が成長していく喜びを分かち合える、そんな先輩が真の「憧れの先輩」といえるでしょう。
たとえば、新人がミスをした時、頭ごなしに叱責するのではなく、さりげなくフォローに入り、何が原因でミスが起きたのか、どうすれば次回から同じミスを繰り返さずに済むのかを一緒に考え、適切なアドバイスを与えてくれます。また、注意する時は具体的に、そして改善策を提示することで、新人が落ち込むことなく前向きに次へと進めるように指導。褒める時も同様に、具体的な行動や成果を挙げることで、新人の自信を育み、さらなる成長を促してくれます。
こうした職場の先輩は、新人が安心して相談できる雰囲気づくりにも長けているものです。そうすることで、新人は些細な疑問や不安を気軽に相談でき、的確なアドバイスを受け、着実に成長していくことができます。そして、新人のやる気を感じたら、言葉や態度でしっかりと褒めることも忘れません。注意すべきことはしっかり指摘し、メリハリをつけて褒めることでモチベーションを高め、仕事への意欲を向上させるのが非常に上手いです。

いつしか目指す存在に

憧れを抱き、心から尊敬できる職場の先輩との出会いは、新人にとって大きなターニングポイントとなるでしょう。最初は単に指導を受ける立場であっても、いつしか先輩を目標とし、その仕事ぶりや立ち振る舞いを見習い、自らも成長しようと努力するものです。尊敬する先輩を間近で見ていることで、自分の足りない点、伸ばすべき点に気づき、具体的な目標を設定できるようになります。漠然とした不安を抱えていた新人が、明確な目標を持つことで、仕事への取り組み方も大きく変わり、向上心を持って仕事に取り組めるようになる。職場において尊敬できる先輩とは、そのような大きな存在です。
しかし、すべての先輩がこのような理想的な存在とは限りません。なかには、自分のやり方を押し付けたり、威圧的な態度で接する先輩も一定数います。だからこそ、職場選びは慎重に行うべきです。どのような先輩がいるのか、どのような指導体制が整っているのかを事前に確認することで、より良い出会いの可能性を高めることができます。具体的に目標を見つけられるような、尊敬できる先輩との出会いは、仕事人生において非常に貴重な財産となるでしょう。