人間関係を整理しよう
自分の価値を下げる人かどうか
充実した人生を送るためには人付き合いは欠かせませんが、中には成長を妨げるようなマイナスになる人もいます。そのような人と付き合うと自分の価値をも下げてしまいかねないので、距離を置くようにするといいでしょう。価値を下げる人には、自分を守るために他人を利用する「利己主義」と能力が低く、他人も同じ状況に引き込もうとする「道連れ型」の二通りのタイプがあります。
「利己主義」は自分の立場を守るために誰かを悪者にするタイプの人が多く、現状を維持することに必死なため向上心はそれほど高くありません。自分自身の力ではなく、相手を利用することでしか現状を維持することができないのでかわいそうな人でもあると言えるかもしれません。
「道連れ型」は本人の能力が低いため、相手を同じ状況にするためしつこく遊びに誘うなど相手の行動の邪魔をします。また、なんでも相手のせいにするため妬みやすい一面も持っています。しかし、相手の行動をよく見ているわりに相手のことについてはあまり考えていません。
反対意見も取り入れる
日本は同じ考えを持つ人だけと付き合おうとする排他主義の傾向が強いため、自分の意見に反対する人よりは肯定してくれる人を好む傾向があります。しかし、成長するためには肯定的な意見ではなく否定的な意見の方が価値があるため、違う意見も積極的に取り入れるようにしましょう。
自分と違う意見を取り入れることは落ち込んでしまったり不快な気分になったりしてしまいますが、これは自分の意見について話しているのであって人間性が否定されているわけではありません。不快なことを言われたからと言って気分を害するのではなく、否定的な意見は自分の意見とどこが違っていたのかを考え、さらに新しいアイデアを導き出すチャンスであるととらえましょう。そうすればより良いアイデアが生まれるだけでなく、自身の成長へもつながっていくことでしょう。また、このことによって新しい人間関係も生まれ人脈も広がっていく可能性があります。
付き合う人の選び方
自身の成長へとつながる人と付き合うためにはある程度、自分の人生観を確立する必要があります。そのためには今までの人生から何に重点をおいていたか、成長させてくれたのはどういった人だったかを見直してみましょう。見直すことによって自分が定まり、付き合う人の基準を導き出すことができます。また、人を見極める力も必要です。数回会っただけの人が自分にとって価値を下げる人なのか、それとも成長させてくれる人なのか判断することは難しいことです。見極めるためにも様々な人と出会って経験を積むようにしましょう。特に反面教師は自分の考えを調整することに大いに役立つので貴重な経験になります。
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付き合う人で「心」は変わる
人は周囲の影響を受けやすいので、耳に痛い意見を言う人よりも同じ価値観を持つ人と一緒にいる傾向があります。しかし、同じ価値観の人とだけ付き合っているとそれ以上の成長を見込むことはできません。自分自身を成長させるためには、多少居心地が悪くても違う環境に身を置く必要があります。環境が変わることによって考え方が変わり、行動も変わってきます。もっと充実した人生を送るためにも勇気を出して環境を変えてみましょう。
「親友」になることもある同僚編
職場は一日の多くの時間を過ごしている場所です。そのため、職場の同僚とは仕事の話だけでなくプライベートの話をする機会も多いことでしょう。お互いのことを詳しく知ることができるだけでなく、仕事に対する悩みや不安も理解し合うことができるのでただの同僚から親友に発展する可能性も大いにあります。悩みを共有し励まし合える親友は何者にも代えがたい大事な存在です。職場で親友と出会えるかどうかによってその後の人生も変わってきます。